自動車の運転免許で一番最初に取得することになるのが仮運転免許です。仮免とも言われ、自動車の運転には一定の制約があるものの、道路交通法で規定された正式な運転免許証です。仮運転免許は正式な運転免許を取得するにあたって路上に出て運転の練習をする場合必要となるものです。これから運転免許の取得を目指す場合に、その免許の種類に応じた仮免を取得する必要があります。
仮運転免許は技能と学科の両試験に合格することで交付されます。普通、中型、準大型、大型のそれぞれの免許に対し仮運転免許をまず取得する必要があります。路上を運転する場合には必ず免許証を携帯し、また一人で運転をすることは認められていないため助手席に指導者を伴って指示を受けながら運転を行います。また仮運転免許は教習をはじめとした路上運転の練習や、実技試験以外の目的で利用することはできません。助手席に指導者が乗っている場合でも、ドライブなどを目的として運転を行ってはいけません。また助手席に座る指導者についても、第一種運転免許を通算3年以上所有する人といった条件があります。
仮運転免許には有効期限があります。仮運転免許の試験に合格してから6ヶ月と定められているため、基本的にこの6か月以内に自動車教習所での講習を終え運転免許証の本試験に合格することが必要です。仮運転免許取得から6か月以内に自動車教習所の卒業試験に合格できなかった場合には、改めて仮運転免許の試験を受け免許証を取り直さなければなりません。